2012.03.18 Sunday
2012セリーグ順位予想
さて、まもなく2012年のシーズンが始まります。
オープン戦も終盤に差し掛かり、いよいよレギュラー選手中心の試合調整がはじまりました。
2011年オフに多くの選手がメジャー行きを表明したり、監督が変わるなど球団毎に動きがありました。
そのあたりも含めて、今年のシーズン予想をやりたいと思います。
まずは昨年2011年のシーズン結果をおさらいしてみましょう。
試合 勝 敗 引 勝率 ゲーム差
①中 日 144 75 59 10 .560 --
②ヤクルト 144 70 59 15 .543 2.5
③巨 人 144 71 62 11 .534 3.5
④阪 神 144 68 70 6 .493 9.0
⑤広 島 144 60 76 8 .441 16.0
⑥横 浜 144 47 86 11 .353 27.5
まあ、昨年は3強1普通1弱1蚊帳の外って感じでした。
では各球団の昨年と今年の変化点を確認してみましょう。
①中日
退団:チェン 河原 小山 グスマン 小池
入団:川上 ソーサ 山崎 ディアス 高橋周
その他のポイント:監督交代 落合→高木守道
まずは監督交代。中日は昨年チーム打率、得点が6球団最下位。
チーム防御率、失点は6球団1だが、得失点差は+9
巨人が+58 阪神が+39(ヤクルトが-20というのは例外)であるのに対し、この状況で1位になれるというのは選手力だけではなく、落合監督をはじめ首脳陣の采配によるものが大きいと考えます。
その落合監督が退任し、今更・・・という感じで高木守道氏が就任。
阪神でいえばよっさん(吉田義男)が監督になるようなもの・・・いや、そこまでひどくはないでしょうが、過去の采配を見てもマジック的な采配は期待できないと思います。
そう考えると純粋に戦力を考えると、まずは吉見と並んでエース格のチェンがメジャーに移籍。4番手外野手の小池も横浜に移籍。2011年はここという場面で活躍したので意外と痛いかも。それ以上に痛いと思うのは小山の楽天移籍だと思います。谷繁の年齢を考えるとフル出場は厳しく、突然の衰えも十分考えられる。そんな中昨年2番手捕手的位置にいた小山を楽天に放出した意味がよくわからない。小田だけでは厳しいと思います。
他には川上や山崎などのベテランを補強しましたが、過剰な期待はできないし、下り坂の元中日の顔選手が入ることで、起用に気を使うマイナス面も考えられます。また山本昌の開幕投手案など高木監督がベテラン重用の起用方針を打ち出しているのもどうなのかなぁ~って感じです。
②ヤクルト
退団:青木、ホワイトセル、ガイエル、橋本
入団:ロマン、阿部健、ミレッジ
なんといっても青木の穴はものすごく大きい。上田あたりが代わりにセンターに入るにしてもいきなりこの穴を埋めるのは厳しい。
あとはホワイトセルが抜けてバレンティンが不振で二軍という可能性があり、そうなると畠山以外一発を期待しにくい打線になってしまう。
畠山もどちらかいうと広角に打つ強打者なので下手に一発狙いになるとマイナスになります。あとはミレッジがどこまで活躍するかにかかっています。
③巨人
退団:グライシンガー、MICHEAL、アルバラデホ、トーレス、藤井、鶴岡、ラミレス、大村、高橋信二、脇谷(育成契約)、フィールズ、ライアル、紺田
入団:杉内、ホールトン、マシソン、中谷、村田、石井義、高口、ボウカー
・・・・入れ替え多ぇ~~~(汗)
まあ、退団する選手の中でまともに活躍したのはラミレスとアルバラデホぐらいですけど。投手陣は杉内、ホールトンが先発に加わるのは大きなプラス。問題は4番ラミレスの穴をどう埋めるかでしょう。
まあ、昨年も阿部が4番打ってたりしますので、村田、ボウカーの活躍次第では十分埋まるでしょう。
戦力的にはプラスになっているでしょう。
④阪神
退団:下柳、上園、桜井
入団:伊藤隼
その他のポイント:監督交代:真弓→和田
はっきりいって、戦力的には何も変わっていません。城島が復帰というのはありますが捕手ではなく一塁手ですので、ブラゼルと併用になってしまいますし。ただ、一番大きいのは監督交代。昨年得失点差+39 打率6球団中1位、防御率6球団中3位でBクラス、しかも勝率5割以下・・・いかに采配がまずかったかということです。そういう面が少しでも改善されたらもうちょっとは上位に上がりそうです。
ただ、問題はレフトに居座る人でしょうね。今年も肩は回復していないでしょうし、この伝説の鉄人をスタメン落ちさせられるかどうかがチームの浮上にかかっているでしょう。
⑤広島
退団:豊田、シュルツ、ジオ、トレーシー、嶋
入団:ミコライオ、野村、江草、ニック
昨年5位の広島、投手陣は前田健太、バリントンなどの先発陣に抑えのサファテと軸はしっかりしている印象があります。問題は打撃、特に長打力ですがここにきて松山などの若手の成長が見込め、昨年途中に入団したバーデンもそこそこの打率を最終的に残すなど日本野球に適応。
投手陣も今村、今井、中田など若手の成長もあり、昨年よりも戦力UPは期待できる。私は台風の目と思っています。
⑥De-NA
退団:大家、真田、村田、スレッジ、ハーパー
入団:藤井、ジオ、林、菊池、鶴岡、後藤、小池、ラミレス、サラサー
中畑監督就任で注目を浴びている新生ベイスターズ。
ただし、戦力を見ると・・・打撃陣はハーパー、村田、スレッジとクリンナップ揃って退団。しかもそこそこの活躍をしていた3人の穴をラミレス+αでフォローするのは難しい。さらに期待の筒香が怪我で出遅れ。
昨年よりも打撃陣は落ちるでしょう。
そして問題の投手陣だが、高崎、国吉などの成長は確かにあるけど防御率は6球団ダントツの最下位。しかも先発投手の防御率だけでは4.34と統一球になったとは考えられない数字。しかし先発の補強はジオ、藤井。ジオは広島で昨年そこそこ投げたが、藤井はほとんどファーム。そんな状態ではまともに戦えないと思う。
中畑監督の監督采配としての資質には疑問があるし、正直話題のみで終わりそうな予感がします。
以上、各球団の状態を考えた結果の順位予想がこれです。
①巨人
②阪神
③広島
④ヤクルト
⑤中日
⑥De-NA
感じとしては2強3弱1蚊帳の外だと思います。
広島には是非CSに出られるような頑張りを期待します。私はこういう泥臭いチームが好きなんです。世の中金じゃないというところを是非見せつけてやってほしい。(阪神ファンがいうことじゃない・・・)
次回はパリーグを考えてみたいと思います。
オープン戦も終盤に差し掛かり、いよいよレギュラー選手中心の試合調整がはじまりました。
2011年オフに多くの選手がメジャー行きを表明したり、監督が変わるなど球団毎に動きがありました。
そのあたりも含めて、今年のシーズン予想をやりたいと思います。
まずは昨年2011年のシーズン結果をおさらいしてみましょう。
試合 勝 敗 引 勝率 ゲーム差
①中 日 144 75 59 10 .560 --
②ヤクルト 144 70 59 15 .543 2.5
③巨 人 144 71 62 11 .534 3.5
④阪 神 144 68 70 6 .493 9.0
⑤広 島 144 60 76 8 .441 16.0
⑥横 浜 144 47 86 11 .353 27.5
まあ、昨年は3強1普通1弱1蚊帳の外って感じでした。
では各球団の昨年と今年の変化点を確認してみましょう。
①中日
退団:チェン 河原 小山 グスマン 小池
入団:川上 ソーサ 山崎 ディアス 高橋周
その他のポイント:監督交代 落合→高木守道
まずは監督交代。中日は昨年チーム打率、得点が6球団最下位。
チーム防御率、失点は6球団1だが、得失点差は+9
巨人が+58 阪神が+39(ヤクルトが-20というのは例外)であるのに対し、この状況で1位になれるというのは選手力だけではなく、落合監督をはじめ首脳陣の采配によるものが大きいと考えます。
その落合監督が退任し、今更・・・という感じで高木守道氏が就任。
阪神でいえばよっさん(吉田義男)が監督になるようなもの・・・いや、そこまでひどくはないでしょうが、過去の采配を見てもマジック的な采配は期待できないと思います。
そう考えると純粋に戦力を考えると、まずは吉見と並んでエース格のチェンがメジャーに移籍。4番手外野手の小池も横浜に移籍。2011年はここという場面で活躍したので意外と痛いかも。それ以上に痛いと思うのは小山の楽天移籍だと思います。谷繁の年齢を考えるとフル出場は厳しく、突然の衰えも十分考えられる。そんな中昨年2番手捕手的位置にいた小山を楽天に放出した意味がよくわからない。小田だけでは厳しいと思います。
他には川上や山崎などのベテランを補強しましたが、過剰な期待はできないし、下り坂の元中日の顔選手が入ることで、起用に気を使うマイナス面も考えられます。また山本昌の開幕投手案など高木監督がベテラン重用の起用方針を打ち出しているのもどうなのかなぁ~って感じです。
②ヤクルト
退団:青木、ホワイトセル、ガイエル、橋本
入団:ロマン、阿部健、ミレッジ
なんといっても青木の穴はものすごく大きい。上田あたりが代わりにセンターに入るにしてもいきなりこの穴を埋めるのは厳しい。
あとはホワイトセルが抜けてバレンティンが不振で二軍という可能性があり、そうなると畠山以外一発を期待しにくい打線になってしまう。
畠山もどちらかいうと広角に打つ強打者なので下手に一発狙いになるとマイナスになります。あとはミレッジがどこまで活躍するかにかかっています。
③巨人
退団:グライシンガー、MICHEAL、アルバラデホ、トーレス、藤井、鶴岡、ラミレス、大村、高橋信二、脇谷(育成契約)、フィールズ、ライアル、紺田
入団:杉内、ホールトン、マシソン、中谷、村田、石井義、高口、ボウカー
・・・・入れ替え多ぇ~~~(汗)
まあ、退団する選手の中でまともに活躍したのはラミレスとアルバラデホぐらいですけど。投手陣は杉内、ホールトンが先発に加わるのは大きなプラス。問題は4番ラミレスの穴をどう埋めるかでしょう。
まあ、昨年も阿部が4番打ってたりしますので、村田、ボウカーの活躍次第では十分埋まるでしょう。
戦力的にはプラスになっているでしょう。
④阪神
退団:下柳、上園、桜井
入団:伊藤隼
その他のポイント:監督交代:真弓→和田
はっきりいって、戦力的には何も変わっていません。城島が復帰というのはありますが捕手ではなく一塁手ですので、ブラゼルと併用になってしまいますし。ただ、一番大きいのは監督交代。昨年得失点差+39 打率6球団中1位、防御率6球団中3位でBクラス、しかも勝率5割以下・・・いかに采配がまずかったかということです。そういう面が少しでも改善されたらもうちょっとは上位に上がりそうです。
ただ、問題はレフトに居座る人でしょうね。今年も肩は回復していないでしょうし、この伝説の鉄人をスタメン落ちさせられるかどうかがチームの浮上にかかっているでしょう。
⑤広島
退団:豊田、シュルツ、ジオ、トレーシー、嶋
入団:ミコライオ、野村、江草、ニック
昨年5位の広島、投手陣は前田健太、バリントンなどの先発陣に抑えのサファテと軸はしっかりしている印象があります。問題は打撃、特に長打力ですがここにきて松山などの若手の成長が見込め、昨年途中に入団したバーデンもそこそこの打率を最終的に残すなど日本野球に適応。
投手陣も今村、今井、中田など若手の成長もあり、昨年よりも戦力UPは期待できる。私は台風の目と思っています。
⑥De-NA
退団:大家、真田、村田、スレッジ、ハーパー
入団:藤井、ジオ、林、菊池、鶴岡、後藤、小池、ラミレス、サラサー
中畑監督就任で注目を浴びている新生ベイスターズ。
ただし、戦力を見ると・・・打撃陣はハーパー、村田、スレッジとクリンナップ揃って退団。しかもそこそこの活躍をしていた3人の穴をラミレス+αでフォローするのは難しい。さらに期待の筒香が怪我で出遅れ。
昨年よりも打撃陣は落ちるでしょう。
そして問題の投手陣だが、高崎、国吉などの成長は確かにあるけど防御率は6球団ダントツの最下位。しかも先発投手の防御率だけでは4.34と統一球になったとは考えられない数字。しかし先発の補強はジオ、藤井。ジオは広島で昨年そこそこ投げたが、藤井はほとんどファーム。そんな状態ではまともに戦えないと思う。
中畑監督の監督采配としての資質には疑問があるし、正直話題のみで終わりそうな予感がします。
以上、各球団の状態を考えた結果の順位予想がこれです。
①巨人
②阪神
③広島
④ヤクルト
⑤中日
⑥De-NA
感じとしては2強3弱1蚊帳の外だと思います。
広島には是非CSに出られるような頑張りを期待します。私はこういう泥臭いチームが好きなんです。世の中金じゃないというところを是非見せつけてやってほしい。(阪神ファンがいうことじゃない・・・)
次回はパリーグを考えてみたいと思います。